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日本が誇る、伝統工芸マテリアル

Graphic Baseでは、職人技を感じる工芸品マテリアルをご用意しました。繊細な技を注意深く観察し、忠実にグラフィックで再現しています。空間の質を格上げする、工芸品ならではの品のある華やかなマテリアルをご紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.日本の伝統工芸品
  2. 2.藍染め
  3. 3.螺鈿細工
  4. 4.組子・寄木細工
  5. 5.グラフィック壁紙のメリット・デメリット

日本の伝統工芸品

職人さんの想いと技術が詰まった日本の工芸品。雅やかでありながらも、私たち日本人にとってはどこか心を落ち着かせてくれる雰囲気を感じます。

今回ご紹介するのは、そんな工芸品の魅力を再現したグラフィック壁紙です。工芸品の繊細な細工を注意深く観察し、可能な限り忠実にグラフィックで描き起こしました。実物では難しかった、工芸品を贅沢にあしらった空間も実現します。

和コンセプトの飲食店から宿泊施設、コロナウィルス対策の入国制限緩和後に向けたインバウンド向け施設にもぴったりの3つの工芸品マテリアルをご紹介します。



藍染め

1つ目は、人類最古の染料「藍」を用いた染料技法である藍染。藍師が100日かけて染料液を完成させ、綿や麻の生地を緻密な色の濃淡で染め上げていく、忍耐を要する技法です。第二次世界大戦以降、食料増産のために一時的に藍を栽培する事が禁止となって以来、あまり目にする事のない藍。現在では、安価の合成染料が主流となりましたが、かつては庶民の暮らしに深く根付き、普段着から高級衣装まであらゆる染料として親しまれ、「ジャパン・ブルー」という語源もそこにあるといわれる程、町中に溢れていたようです。

藍染ガラスフィルム

ロゴ入れが可能な藍染の壁紙

美しい紺色の濃淡から成る凛としたグラデーションは、見た目にもとても爽やか。同時に、手仕事ならではのやわらかな滲みや染まり方が、安心感や親しみのある印象を与えるため、リラックスできる空間から少しカジュアルな場にも溶け込みます。グラフィック壁紙では、伝統的な藍染の再現以外にも、お好きな柄や色での表現や、ロゴ等も組み込めます。もちろん、壁だけではなくガラス面にも対応しています。模様だけでなく、生地の木綿や麻の質感にもこだわって再現しているので、写真の様な木目等との天然素材同士の相性もとても良く、自然な空間馴染みをかなえます。




螺鈿細工

2つ目は、螺鈿細工です。紀元前三千年頃のエジプト文明から続く歴史の長い装飾技法。海外から渡来した技術ですが、日本では主に貴族の刀や武具の装飾に使われ、職人さんの試行錯誤の連続によって日本独自の伝統工芸として受け継がれてきました。

その工程は、まず貝殻を模様の形に切り抜き、研磨したり薬品を使い真珠層と呼ばれる虹色に光る層だけを取り出します。それを、あらかじめ模様を彫っておいた漆や木材のベースにはめ込み模様を作りだします。これだけの手間と高い技術を要するだけに、螺鈿細工が放つ絢爛な雰囲気は格別です。

螺鈿細工壁紙の例

リアルな螺鈿細工の例


グラフィック壁紙の螺鈿細工は、模様の大きさや色、デザインもお好みのアレンジができます。螺鈿細工は大変高価なため、空間に取り入れるには敷居が高すぎる工芸品ですが、マテリアルなら、壁面全体にあしらった贅沢なデザインも叶います。また、虹色に輝く貝柄の光も忠実に再現しており、光沢のあるプリント媒体を選べば、より実物の漆や真珠層のような照り感も出せるのでお勧めです。



組子・寄木細工

最後は、組子と寄木細工です。鎌倉時代から受け継がれる組子は、釘を使わずに細い木片を組み合わせて幾何学的な模様を表現する技術です。伝統的な模様の種類はなんと200種類以上にものぼるといわれ、日本特有の居住環境や日本人の高い技術をもって継承されています。

一方で、寄木細工は、多様な木材の色の違いを活かして、美しい模様を表現していきます。組み合わせる木材の配色や種類を変える事で、多様な模様を作り出します。そのため、さまざまな樹木が生息している理由から、箱根の代表的な工芸品として発展していきました。現在でも、正月に開催される箱根駅伝では、毎年デザイン違いで寄木細工のトロフィーが授与されていることでも知られています。

ロゴを組み込んだ組木の例

異素材と組み合わせた寄木細工の例

組子や寄木細工は、小さな木片を幾つも組み合わせて形成していく手作業がゆえに、当然大変な手間暇を要しますが、グラフィック壁紙はデータで作成していくから、スピーディかつ柔軟な対応が可能。例えば、組子の一部に企業のロゴや社名を組み込んだり、木材とコンクリートを組み合わせた寄木細工など、実物では難しい加工も思い通りに実現できます。



グラフィック壁紙のメリット・デメリット

これらの日本の工芸品の魅力は、なんといっても長年継承されてきた熟練した手仕事で、それでしか生み出せない格別の美しさにあります。当社でも質感再現にはこだわっていますが、手に触れた時の質感までも再現することは不可能です。

その反面、グラフィック壁紙にはメリットもたくさんあります。まず、コスト削減で大きく貢献できる点。次に、工期の短縮。そして、思い通りのアレンジやデザインが叶うという点です。実物の工芸品は、必要な技術の高さや材料の希少さからも、日常的な空間に用いるにはハードルが高く、特に工期やコスト面で現実的ではありませんが、工芸品マテリアルなら手軽に取り入れ頂けます。実物と見間違えるほど再現性が高いから、チープな印象も避けられます。さらに、通常では難しい外壁やガラスにも対応しており、お好みの色や模様へのアレンジや、和風コンセプトに限らず幅広い空間に使えるデザインもご提案しています。お気軽にご相談ください。




この他にも、たくさんの和風デザインがございますので、ぜひGraphic Baseのページをご覧ください。

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